アドバイザーはモデル・ポートフォリオを利用して個別の投資管理に時間をかけずに、カスタム作成したポートフォリオに部分的、またはすべての顧客資産を投資することができます。モデルを利用するとカスタム作成したポートフォリオにターゲット率を配分したり、ご希望通りにリバランスすることができるようになります。
モデル・ポートフォリオからは株式および単数レッグのポジションに投資することができます。アドバイザーはアロケーションのターゲット率を設定することもできれば、設定せずに顧客の資産を部分的にポートフォリオに投資してからモデル資産の取引をすることもできます。モデルポートフォリオ内で行われる取引は、投資されているクライアント口座の指定に従って自動的に配分されます。
注意: アドバイザー口座でモデル・ポートフォリオを使用するにあたっては、先ず機能を有効化する必要があります。有効化には弊社の金融アドバイザーデスクにお問合せください。
クラシックTWSのポートフォリオのタブよりディスプレイ・セレクターのドロップダウンメニューをクリックし、モデルのグループタイトルの横にある「セットアップ」を選択してください。モデル・セットアップの画面が開きます。モデル・セットアップ内に入ると、各モデルの市場価格および全体市場価格の割合と共に、既存のモデルが表示されます。
「モデルの作成」をクリックしてください。画面が開き、モデル名とコードの入力をするように指示があります。モデルコードは作成され次第に変更できなくなりますが、モデル名は該当セルをダブルクリックして変更することができます。モデルが作成され次第、モデルリストの中にモデル名とモデルコードが表示されるようになります。作成されたばかりの新しいモデルは入金されていないため、市場価値が0として表示されます。
モデルが作成できたら、そのモデルに達成させたい投資およびターゲット・アロケーションを設定することができます。設定には作成したモデルを先ず選択し、右側にある「ターゲット・アロケーションの設定」ボタンをクリックしてください。
リバランスモデルの画面が開きますので、モデル内用の商品のティッカーシンボルを入力してから、各商品のターゲット・アロケーションを設定してください。ご希望のティッカーをモデルに入力してから、各資産の「ターゲット%」欄をクリックの上で値を入力し、資産用のアロケーション率を指定します。
注意: 割合を入力する際には数字のみご入力ください。%のサインは必要ありません。
入力できたら、「ターゲット%を保存する」をクリックしてください。ターゲット値が紫に変わり、コラムの上にある合計ターゲット%が100%にアップデートされます。
モデル・ポートフォリオが作成できたら、クライアント口座をモデルに投資することができるようになります。
クラシックTWSのポートフォリオのページよりディスプレイ・セレクターのメニューにアクセスし、 「モデルごとのマイ・ポジション」が「すべて」に設定されていることを確認してください。
注意: 「モデル・セットアップ」のページからは、「モデル・セットアップを終了する」をクリックして、ポートフォリオのページに戻ってください。
ディスプレイ・セレクターより、モデルに投資するクライアント口座を選択します。新しいモデルが表示されない場合には、「モデル」の表示横にある緑色の [+] サインをクリックすると利用可能なモデルがすべて表示されます。
投資をするモデルを右クリックしてから「[モデル名]に投資する」を選択してください。
投資額をドルで入力し、「Enterキー」を押してください。
右側にあるボタンの下に、チェックボックス付きのオプションが2つあります。
「可能な場合は基準通貨以外の残高を使用する」にチェックを入れると、モデル用に資産を入手するにあたって基準以外の通貨が投資に必要な際に、クライアント口座のインディペンデント側にある非基準通貨の残高を使用することができます。例えば顧客の口座にGBPでの残高があり、モデルにGBPで購入する資産が含まれる場合、GBPでの残高が資産購入にあてられます。
「可能な場合、インディペンデントよりポジションを移管する」にチェックを入れると、該当する場合にモデルにあるクライアント口座のインディペンデント側の既存ポジションが使用されます。例えば、顧客がすでにマイクロソフト株を保有していて、モデルがもマイクロソフトのポジション入手を予定している場合、顧客の持っているポジションがモデルに移管することにより、不必要な取引やこれに伴う発生費用、または口座への無駄な加重を防ぐことができます。
準備ができたら「投資注文を作成する」をクリックしてください。この時点でモデルに現金が入金され、口座の現金残高が投資額分減ります。
アロケーションするターゲット率がすでに設定されているため、これに関わる商品に投資額が自動的に配分され、パネルの下半分に適格な割合で投資注文が作成されます。上記の「インディペンデントよりポジションを移管する」にチェックを入れると、ポートフォリオのインディペンデント部分から移管されるポジションが、アクションコラムに「移管」と表示されるようになります。「売り」または「買い」の注文には指値価格が必要になる可能性があります。
「すべて発注」をクリックするか、注文を調整してから発注してください。または「保存」ボタンをクリックしてください。保存を選択するとインディペンデントにあるモデルへの移管はすべて執行され、新規注文は後ほど調整の上で発注できるように順番待ちの状態になります。
完了した注文は「トレードログ」よりご確認ください。
クライアント資産へのモデルに投資は同じように続けてください。
ストラテジーの変更によってモデルの構成およびアロケーションに調整が必要となる場合には、リバランス機能を利用することができます。
クラシックTWSのポートフォリオのページより、画面右側にある「リバランス」ツールを選択してください。ドロップダウンのセレクターより、調整が必要なモデルを選択します。現在のポジションとターゲット・アロケーションが画面に表示されます。必要に応じてターゲットの変更や、コントラクトのコラム下にティッカーを入力して、新しい商品を追加してください。新しいターゲットを設定したら「リバランス注文を作成する」をクリックして、モデルをリバランスするための注文を作成します。
顧客資産をモデルから移動させる必要がある場合には、数クリックで投資金の回収ができます。ポートフォリオのページより、口座セレクターで投資金を回収するクライアント口座を選択します。モデルを右クリックしてから「[モデル名]を投資金回収する」を選択してください。回収額を入力したら「投資金回収注文を作成する」をクリックして、モデルから投資金を回収するための注文を作成します。
右側には投資金の回収作業をコントロールできる追加オプションがあります。「ポジションをインディペンデントに移管する」を選択すると、モデルポジションをクローズする注文が作成される代わりに、口座のインディペンデント側にモデルポジションが移管されます。「完全に投資金回収済みの口座用にモデルをオープンのまま保つ」を選択すると、モデルから顧客資産をすべて投資金回収した後もモデルが保管されます。これにチェックを入れずにすべての資産を出金するとモデルは自動的に削除されます。
既存のモデルが必要ない場合には、モデル・セットアップの画面から削除することができます。削除されたモデルに投資されていた顧客資産はすべて「インディペンデント」ポジションになります。
モデルやポジション、口座およびアクティビティは様々な方法で確認することができます。